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栃木市 2020年3月市議会・栃木市にサッカースタジアムは必要か? [栃木市の市政・栃木県の施政]

栃木市の話題です。 栃木市3月議会が開催されています。
複数の議員さんが一般質問されていました。

栃木市岩舟健康福祉センター(遊楽々館)隣接のグラウンドに民間企業がサッカースタジアムを整備する計画とのこと。
整備費用は民間企業が払うものの、整備地の無償貸与、固定資産税の減免などを市に求めている由。

栃木市総合政策部の小保方昭洋部長の答弁で明らかになったこと:
従来グラウンドとして使っている施設の賃料:28万円
整備地の貸与料:1300万円
固定資産税の減免:200~400万円
単純に、年間これらが失われる見込み。他、栃木市への交付税も減るとのこと。

日立サッカークラブに始まり、その後、栃木ウ―バーフットボールクラブ、現在は栃木シティユナイテッドとチーム名が変わっています。市民団体からサッカーチームを栃木市に誘致したいと要望
があって、企業から申し出が続いた様。なんでもプロを目指し、2022年にはj3昇格を目標にするとのこと。

本件について、疑問な点があります。

1:Jリーグ加盟には条件があるはずですが、今現在、会社は要件を満たしているのでしょうか?
成績の他に、j3では年間平均入場者数2000人、確かな見込み収入1億5千万円等も要件にあります。後日、市に負担を求めるような事態は生じないのでしょうか?

2:2022年J3昇格を掲げていますが、チームの強化プランはどのような内容か?
現実にJ3を見据えている内容?強化にはお金がかかるはずです。

3:数字で可視化できる市の収益について、想定客数 X 試合数 =年間5万人の人口移動による経済効果と小保方部長の答弁にありましたが、J3に昇格しなければ絵に描いた餅。
マイナス面だけが残ります。

4:市民からチーム誘致の要望があったとの小保方部長の答弁。市民のどれほどの人数が要望しているのでしょうか?嘆願署名数など、提出されているのでしょうか?市民要望の根拠が適正でしょうか?小保方氏が旧大平町職員でその人脈から進められているのか?などと言う人もいますが、
やはり合理的な根拠が知りたいですね。

5:会社の決算書(直近、過去1,2年)は受けているはずですが、健全な経営内容でしょうか?
また、信用調査を経て、資産、負債等は把握しているのでしょうか?
先々会社撤退の折、施設を買い取らされる等、栃木市が不利益を被らないか?

6:契約に際して、プロ(経営コンサルタント、弁護士等)の査定が必要。市職員はビジネスの素人。市の所有地に会社が建設物を設けて登記した場合、権利関係でさまざまな制約が生じるのでは?

7:選手たちは本当にプロ化を希望しているのでしょうか?栃木市が支援して全然プロ化への道が遠い成績だと、選手たちが全面的に市民、サポーターから批判されます。

8:スタジアムの概要、建設資金は?維持管理費の概算は?役割分担は検討すると答弁にありましたが、現在の指定管理委託料5百数十万円をはるかに上回る管理費を市が支出することにならないでしょうか?

9:スタジアムの建設費次第では、チームが数年間撤退しない契約で、賃貸料、税 X 年数によって得られる収益で市がスタジアムを建設した方が得ではないか?

10:栃木市が最終的に選ばれたような答弁でしたが、他の市町が企業の申し出をすんなり受け入れていたのでしょうか?他の市が断ったから栃木ではさまになりませんね。

11:栃木運動公園にて度々試合が行われているようですが、平均観客数は?
開催当日、市内に経済効果はあるのでしょうか?


12:企業の申し出を市が受け入れて固定資産税の減免の措置をとるに、他の企業との公平性はどうはかるのでしょうか?このような特別処置の基準は?
時の担当者がさじ加減で企業の申し出を受け入れるようでは組織として不完全。

このような点を全て明らかにしてほしいですね。

管理人
2020.3.6





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