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栃木市いまいずみ保育園の民営化、事業者の選定 [栃木市の市政・栃木県の施政]

栃木市:保育園の民営化に疑念、事業者の選定手続きは適切であったか?
栃木市6月議会、内海成和市議の一般質問で分かったこと。

栃木市いまいずみ保育園の民営化にあたり、有識者が委員として事業者の審査選定を行った。
事業者審査委員は、保育教育を専門とする大学教授2名、下都賀郡医師会より1名、
民生・児童委員より1名、今泉保育園保護者会より1名、今泉保育園長1名の計6名。
結果、選ばれた事業者は保育園経営の経験が無い、元市議会議長の親族が運営する法人。

内海成和市議は以下の点を問題視した。
事業者審査委員の名が公開されていない。審査委員は市から報酬を得て公の仕事をしている。審査の後に公表するなら、事前の圧力、干渉はかからないはず。事後に評価を批判されるのが嫌なら、委員の仕事を断ればいい。
市の将来を決めるのに、誰が事業者を選んだのか、どういう審査か、検証できない。
市民の知る権利が損なわれている。
市議会議長は事業の情報を一般公募よりも先んじて得られる立場ではないか?
元議長が議長であった時と、公募の時期はかぶっている?議員研究会に案件をはかるにあたり、まず議長に話がいく。
審査の評価に疑念あり。運営理念、保育内容等、選定された法人はすべての審査項目でトップの点数(100点中、他の会社よりも10点近く上回る点数)をとっている。長年保育実績のある会社よりも保育実績のない事業者がよい点数?
運営能力よりも「希望」とか「期待」で評価されている。
市民の間でも権力者が有利な特権を得ているのでは?と疑念が上がっている。

大川秀子市長、栃木市役所の主張:
審査委員の名を非公開とするのは中立性を担保するため。
事前の働きかけ、圧力、外からの干渉を避ける。審査後の公開も委員個人に対する責任の追及などが懸念される。常勤公務員の身分ではないので、委員個人の生活、プライバシーを守るため、名前の非公開は妥当。
フォレストキッズなど、実績がなくてもうまく運営している社会法人はある。
令和3年12月の審査委員会で企画提案書を受け、書類審査、プレゼンテーションを経て事業者は適切に選考された。定めたれた審査項目、審査基準で評価の高い点の事業者が選ばれている。審査選考は適切に行われた。
以上

便宜とか不適切とか、実際にはわかりません。
よほどの問題を起こさなければ、経営実績がなくても保育園はうまく回るということでしょうか。手続きを適切に経ているとの主張だが、審査委員は市役所が選んでいますね。
「おかしいのではないか?」と、多くの市民に疑念をもれるような市政であってはならないと考えます。

管理人
2022.10.3

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