SSブログ

栃木市 いまいずみ保育園の民営化 続 [栃木市の市政・栃木県の施政]

栃木市、いまいずみ保育園の民営化の件、
特別な意志、特定の事業者が選定された?
(2022年6月栃木市議会:前回記事の続き)

土地は前前市議会議長の縁者の会社、事業者は保育経験のない前議長の血縁者の法人、
事業者の選定は、役所が選んだ有報酬の有識者6人(匿名)による。決定した事業者の選定結果は、全評価項目でトップの点数。
特別な意志が働き、特定の事業者が選定されたとの疑念、市民の間で取沙汰されている。
疑念の払拭、予め疑念を生じさせない為にも、誰がどのような評価を行って事業が決められたのか、有識者の氏名公表等、適切な情報公開が必須である。

「匿名にしたことで、有識者の私生活、プライバシーは守られたので、市の処置は妥当」と、栃木市役所の大野和久部長は6月議会で答弁。
はて、それによって、数万の栃木市民の知る権利、主権(国民主権)は侵害されている。
報酬の有無に関わらず、有識者として市の活動・事業について匿名で進言、評価、選考、選定等にかかわることは、無責任且つ市民の知る権利と主権の侵害に加担。実際に不正がなくても疑念が生じるような事態を招きかねず、不名誉な存在として認識されるものである。有識者として重要な社会的貢献を果たしたことにはならない。
匿名・秘密の有識者会議への参加は、市民としての矜持に反するものとして、要請があってもお断りすることが賢明とおぼえる。

情報公開が資する価値についての認識の欠如。
市民不在の形ばかりの民主主義、市役所幹部職員による政治と行政は、「本来の市政」とは厳密に区別されるものである。俄かに弊害が現れるものではないが、いずれ「栃木市には住まない方がいい」「事業所は他所の市に出す方がいい」「市の事業への参加は無駄」と、
市民からそっぽをむかれて衰退を辿ることになるのでは????


@@@@ 何故、情報公開が重要か? @@@@@
(日弁連さんのコメントを参考、簡単に記すと)、
社会的に重要な情報が公開されることによって、市民は主権者として正しく意見を表明し、自律的に行動できる個を確立、市政への理解と批判を踏まえ、責任をもって意志形成を可能にする。それによって、民意が市政に反映される。国民主権・市民主権の効果が最大限に発揮される。

市民の信託を受けた市長・行政は、市民に対して諸活動について説明する責任を負っている。それにもかかわらず、情報が非公開とされる背景には、行政機関の義務と説明責任の欠如、情報公開が資する価値についての認識の欠如がある。
行政に不都合であるが故に、情報が開示されずに恣意的な運用がなされるのであれば、情報公開条例を改正し、恣意的に隠匿できない新たな情報公開条例を制定する必要がある。
以上

管理人
2022.10.13





nice!(0) 

nice! 0